刀剣乱舞無双 其の八十四

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刀剣乱舞無双 其の八十四

日向「ふう。 護送は成功した…よね?」

こんのすけ「いえ、まんまとやられましたね。
石田三成は既に逃れているようです」

一期一振「…どうして」

武官「――三成がそこにいない?
縛ってそこにいたものが、なぜ消える」

審神者「…………」

骨喰「どうした」

審神者「「縛ってそこにいる」で亀甲が脳裏を過った」

兵士「そ、それが…護衛の兵ごと姿を消しておりまして…!」

面影「辺りを探してきた。
周辺に石田三成の姿はなかった」

歌仙「僕も空振りだ。
こんのすけ、三成の反応を追えるかい」

こんのすけ「もう始めています。 少し時間がかかるかと」

鯰尾「歌仙さん! 皆さん!」

審神者「何、鯰尾」

鯰尾「主のことは呼んでない」

審神者「うにゅぅ……」

一期一振「もしかして、石田三成の行方がわかったのかな?」

日向「ううん。 けど、脱ぎ捨てられた服を見つけたよ」

審神者「…………」

骨喰「今度はどうした?」

審神者「村正が脳裏を過った」

鯰尾「主の脳は交通の要所なんだね」

面影「服?」

鯰尾「徳川の護衛兵が着ていたのと
まったく同じ服だそうです」

審神者「やっぱり時の政府って内通者が紛れてるのかな」

骨喰「内通とも限らない。
あんただって運営のやり方に何度も文句を言ってきただろう。
味方だからこそ味方のやり方が気に入らなくて歯向かうというのもよくある話だ」

一期一振「あの衣服…。
三成を逃がしたのは、彼と消えた護送兵でしょう」

歌仙「徳川に内通者が紛れこんだか、時間遡行軍に干渉を受けた者の仕業か…」

審神者「だからその時間遡行軍の干渉って何なの歌仙。
人間にもできるの?」

鯰尾「この場合、蟲に影響されるようなあれじゃない?
あるいは他の媒体でも時間遡行軍が人間を利用することはあったから、ああいう感じのやつ」

こんのすけ「逃走を手引した者がいるはずです。
注意して捜索にあたってください」

審神者「鯰尾が喋らない」

骨喰「日向と面影もな」

審神者「支援はなし。
じゃあボーナスついてる歌仙で」

鯰尾「石田三成を探しましょう!」

日向「消えた護送兵にも気をつけないと…急ごう」

審神者「あぁ……。
鯰尾の直射鯰尾ももうすぐ終わりなのか……。
もっと鯰尾見たかったな……」

鯰尾「いつでも見てくれていいよ?」

審神者「お前じゃねーです。
しかしこれ残りの話数的に大坂の陣、多分やらないんだね?
鯰尾と一期一振で秀頼さんの名前が出てきた時はやると思ったんだけど……」

鯰尾「この流れだと石田三成の処断前に蟲が出てきて取り込んで戦って終わりになりそうだね」

骨喰「この歴史はどうなるのだろう。
日向があそこまで苦心した物語だ。 守られてほしいが……」

審神者「最初に一度消滅したから、今度は守れる気がするけどなぁ。
あ……紛れていたのモブじゃなくて左近さんだったんだ」

骨喰「島左近が徳川兵に紛れていた……。
どういう意味があるんだろう」

鯰尾「前に「鬼」って描写されていたし、その意味を持たせてるんじゃないかな?」

島左近「くっ…やはり及ばぬか」

一期一振「ここまでです。 さあ、石田三成を探しに…」

島左近「だが…倒せずとも、倒れはせぬ。
殿がため、必ず時を稼いでみせる!」

鯰尾「立ち上がった!?
この不屈の力…彼も石田三成に感化されてるみたいですね」

審神者「多分、時間遡行軍が未来から東京リベンジャーズって漫画持ってきて布教したんだよ」

鯰尾「未来の漫画ねぇ……。 過去の人間が読んでハマるかなあ?」

日向「っ…攻撃が衰えない。
このまま戦えば、彼の思うつぼだよ!」

歌仙「埒が明かないな。
無視して先へ進めないものか…」

審神者「倒しちゃった」

骨喰「また復活するんじゃないか?」

審神者「………駄目だ。 立ち上がってくれない。
やっぱり刀剣乱舞無双、戦闘は酷いよ。
敵が弱すぎて全然物語に没入できない」

鯰尾「これで先に進めますね!
今度こそ石田三成を探さないと」

島左近「ならぬ。 奴を止めなければ…」

歌仙「人探しの最中だ。
無粋な連中には下がってもらおうか」

島左近「逃さぬ。 今一度お相手願おう」

一期一振「…追いつかれたか」

審神者「後ろで倒したのに何故か前から来た……」

鯰尾「面影なのかも」

審神者「マジか……」

島左近「ぐっ…この程度…」

日向「よし、今のうちにあの方を探そう!」

島左近「…させてなるものか…」

鯰尾「また時間遡行軍が…。
もう、全然捜索ができませんよ…!」

審神者「時間遡行軍……。
全然捜索ができない……うっ、福島……」

骨喰「1500周で2振り手に入っただろう」

島左近「京を逃れれば殿の再起は叶う。
それまでは…朽ちたりはせぬぞ」

審神者「無双でもこういうのあったわ。
銅雀台の曹操さんを思い出す」

歌仙「ふぅ」…そろそろ足跡の一つでも見つけたいところだが」

島左近「…させてなるものか…」

一期一振「敵の襲撃が激しくなっています。 ご注意を」

島左近「…何度でも阻もう…。
これより先は、逃がすことまかりとおらん!」

歌仙「…ほとんど気力だけで動いているのだろう。
すさまじい執念…いや忠心と言うべきか」

審神者「スイッチの画面小さいから一瞬「忠心」が「恋心」に見えてビビったわ」

鯰尾「ふっ、それは新展開が過ぎる」

骨喰「似た状況に陥ったら長谷部もこうなりそうだ」

鯰尾「あー……想像できるなあ」

日向「見つけた…!
もう逃げられないよ、石田三成様」

石田三成「くっ…不覚を取ったか」

一期一振「主君の危機に動揺したか、今ならば…」

審神者「呉服屋がある」

骨喰「先程の曲がり角には茶屋もあった」

鯰尾「この戦場も要調査対象、だね」

島左近これまでのようですな…。
殿、申し訳ありません」

鯰尾「島左近と石田三成を捕まえました。
これで大丈夫…ですよね?」

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